論文投稿に欠かせない英文校正のコストダウンについて考える

目的

 研究者としての最大の使命の1つは成果を論文として発表することです。昔のボスは、得られたデータを世に問うのが使命であると常々言っていました。論文にしないことは即ち、何も実験していないことであります。ワタシはこの教えを胸に、どんなクソデータ・クソプロジェクトであっても論文化することを誓い頑張ってきました。
 この論文化プロセスの中に、英文校正があります。我々のような英語非ネイティブにとって完璧な英語を書くことは不可能です。従って、ネイティブによる英文校正が必須となります。多くの研究者にとって、一番お手軽なのは英文校正会社に依頼し、お金を払い校正して貰うことだと思います。しかしながら、これがまた安くは無いコストがかかります。避けられない出費ではありますが、なんとかコストダウンは出来ないかと考えた結果を記事に書こうと思います。

英文校正会社

 腐るほどあまたの英文校正会社が存在します。価格もさまざまです。調べまくってリストにしようかと思いましたが、既に素晴らしい記事がありましたので引用します(笑)。

eibun-hikaku.net

 素晴らしい記事だ。。。ちなみにワタシは、2005年ぐらいにeditageを利用し始めて今現在に至るまでここしか使っていません。
英文校正

editageを安く使う

 editageを利用するとして安く済ませるには、下記のプランで5〜6円/wordになります。

  • スタンダード英文校正

  • ゆったりプラン

 さらに、editageには研究室向けグループ割引という制度があります。

www.editage.jp

 これはワタシのようなボッチ研究者にとっても良いプログラムで、一人でもグループを作れます(笑) 作った瞬間から5%引!!!さらに、研究室内である必要は無いので、お友達とグループ作っても良いかも知れませんね。ワタシは友達がいないので出来ませんが。。。 f:id:kanenashi_kenkyu:20180623215752j:plain

さらに工夫してコストダウン

 ワタシは昔、何も考えていなかったのでとりあえず本文とカバーレターをそのまま校正依頼していました。例えば、ある論文が全体で6500 wordsだったとします。これをそのまま校正にかけると、6500 words × 6円 = 39000円(税抜)支払う必要があります。
 あるときワタシはふと思いました。リファレンス部分は不要じゃないか?と。具体例を提示すると、この論文の場合リファレンス部分だけで1500 wordsありました。こうなると価格は、(6500 - 1500 words) x 6円 = 30000円(税抜)!!!9000円もお得になりました。ワタシはさらに考え、affilationとかFunding、Acknowledgementsらへんもイラねぇと思いました。さらに数百単語を削減出来るので総額10000円ぐらいコストダウン出来ます。2〜3割ぐらい安く注文することが出来ます。
 昔のeditageのシステムは今とは違い、どこを校正するか?あるいは校正の対象外にするかを指定することが出来なかったので、不要の部分を赤字にし、赤字は校正しなくて良いと伝えていました。さらに、単語数が減れば英文校正が返ってくるのも早くなり、幸せになれます(笑)。
 ちなみに、リバイスの時は本文の修正した箇所とレビュワーコメントへの回答の部分だけ赤字にして校正して貰っています。これなら数千円で済みます(笑)。

editageの素晴らしい本

 英文校正をかけるとはいえ、元の文章が酷いと無理なんですよね。。。ワタシはあまり書かれたことがないですが、英文校正かけたのに英語が酷すぎると査読者に言われる人も多々居るようですorzつまり、ライティングは出来る限り努力しなくてはなりません。この過程でワタシは英語に関する本を腐るほど読みまくりましたが、editageの出版している本はなかなか勉強になりました。特に、「英文校正会社が教える 英語論文のミス100」のほうは目からうろこの情報が勉強できます。是非、読んでみてください。

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終わりに

 このように、我々のような英語非ネイティブにとって必須の英文校正を安く済ませる方法をあみ出しました。ケチくさいと失笑されることもありますが。。。余計なお世話です!!!

研究費もマンパワーもないけど、なんとか実験して論文を出していきたいですね。